固定資産税は毎年1月1日時点の所有者へ課税されます(東京都23区は都税として賦課)。相続した実家は、登記・遺産分割の状況によって「誰の名義で課税されているか」を確認し、支払いの口座と家族内の分担を決めます。売却準備は名義・登記・残置物・管理状態の確認と並行でき、売却時は固定資産税の日割り精算を含めて整理します。
板橋区はJR埼京線・赤羽線、東武東上線、都営三田線などが通り、板橋、成増、高島平、ときわ台、志村など住環境の個性が異なります。実家を相続すると、まず「固定資産税を誰が払うのか」という現実的な問題に直面します。この記事では、納付と売却準備の分担を3段階で整理します。
固定資産税の基本:1月1日時点の所有者へ課税
東京都主税局の案内では、固定資産税・都市計画税(土地・家屋)の納税義務者は、毎年1月1日現在、土地・家屋又は償却資産の所有者として固定資産課税台帳に登録されている方とされています。
つまり、相続が起きても、相続登記や名義変更が済むまでは、従来の所有者名義で課税が続くことがあります。納付書が親の名義のまま届いたとしても、支払いを止めず、家族で「どの口座から払うか」を決める必要があります。
3段階で分担を決める

| 段階 | 固定資産税の扱い | 家族で決めること | 売却準備との関係 |
|---|---|---|---|
| 登記・名義が整う前 | 従来の所有者名義で課税されることが多い | 誰がどの口座から払うか、分担をどう記録するか | 査定・資料集めは並行できる |
| 遺産分割後 | 取得者名義への変更と課税の扱いを確認 | 取得者と支払いの引継ぎ、相続税の申告(必要な場合) | 登記・名義を整えて売買契約へ |
| 売却精算時 | 固定資産税の日割りを売買条件で精算 | 精算額の考え方と費用負担 | 決済・引渡しの日程と連動 |
登記・名義が整う前にできること
登記が済む前でも、次の確認は始められます。
- 現在の登記名義と固定資産課税台帳の所有者を確認する
- 納付書・口座振替の状況(親名義のままの可能性)を集める
- 相続人の範囲と、支払い分担の合意を決める
- 売却相談・査定で、売却準備の概算と必要書類を聞く
「登記が済むまで何もできない」と構える必要はありません。ただし、売買契約の日程は登記の見込みを確認してから組むのが安全です。
遺産分割後の確認:相続登記と相続税
法務省のQ&Aは、相続人は不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記をすることが法律上の義務になったと案内しています。また、相続した不動産を売却するような場合には相続登記が必要になるとも説明されています。
相続税の申告・納付が必要になる場合、国税庁は、被相続人の死亡したことを知った日の翌日から10か月以内と案内しています。相続税がかかるかどうかは基礎控除額や財産の状況で変わるため、税理士や税務署で確認します。
売却時の精算と手続
売却が決まると、固定資産税は売買契約の条件で日割り精算されることが一般的です。精算の考え方は買主と売主の契約で定まるため、契約前に「どこからどこまでを精算するか」を確認します。
また、売却代金の配分、家族間の費用負担、相続税・譲渡所得税の扱いは個別に変わります。決済日を迎える前に、税理士・司法書士・弁護士と確認する項目をリストにしておきます。
板橋区の相談先
板橋区は「住まいの相談」のページで、住宅リフォームや住み替え支援などの窓口を案内しています。固定資産税の賦課・納付の手続は東京都主税局や都税事務所の案内が中心になるため、窓口と対象を確認して利用します。
不動産の売却準備は、宅地建物取引士など実務者への相談と、法務・税務の専門家への確認を分けて進めると整理しやすくなります。
相談担当メモ
相談担当は宅建士5年目で、戸建て3件・アパート1件・マンション1件の保有経験があります。相続した実家で最初に困るのは「納付書が親の名義のままで、誰が払うのか分からない」ことです。名義、納付状況、家族の分担を一枚にすると、売却準備と並行して進められます。
DIYが好きなので、古い実家の修繕・解体費用の見積もりの見方も、固定資産税や売却価格と合わせて整理できます。個別の税務、法務、ローン判断は、税理士、司法書士、弁護士、金融機関などへの確認が必要です。
よくある質問
相続したら固定資産税は自動的に相続人の名義になりますか?
自動的には変わりません。固定資産税は毎年1月1日時点で固定資産課税台帳に登録されている所有者へ課税されます。相続登記や名義変更を進めるとともに、納付の口座と分担を家族で決めます。
納付書が親名義のままでも支払えますか?
納付方法や名義の扱いは都税事務所・金融機関によって変わります。支払いを止めず、納付書の扱いと手続を確認します。家族間の分担は、口座や領収書を残して後から精算できるようにしておくと整理しやすくなります。
売却したら固定資産税は返ってきますか?
固定資産税は1年分が課税されるため、売却時の精算では「売主が納めた分のうち、引渡し日以降の分を買主が負担する」という形の日割り精算が行われることが一般的です。精算の条件は売買契約で定まるため、契約前に確認します。
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納付と売却準備の分担を整理したい方は、売却相談フォームから、物件所在地、現在の名義と登記状況、納付書・口座の状況、相続人の範囲、売却希望時期を送ってください。宅建士5年目の相談担当が、支払い分担と売却準備の順番、最初に確認する資料を整理して返します。売却をその場で決める必要はなく、個人情報は分かる範囲で構いません。

